Facebookのタイムラインで流れてきた、以下のエントリをたまたま読みました。
良いディフェンダーはタックルをしないし、良いエンジニアは障害対応をしない · takus's blog
詳細はリンクから内容を読んでいただければと思いますが、概要としては、「サッカー データ革命 ロングボールは時代遅れか 」という本の、サッカーにおいて、起こった事象やイベントなどは記憶にとどまるので、得点を取るストライカーなどは評価しやすいが、得点を取られないことをミッションとしている、キーパーやディフェンダーのポジションについては、評価しづらいといった内容を起点に、エンジニアリングの世界に置き換えた場合の考察がなされている内容でした。
今回は、さらにそれをバックオフィスに置き換えるとどうなるのか考えてみたいと思います。いろんな会社において、バックオフィスというポジションは、ルーチンの業務を始め、事務的な仕事が多くなりがちなので、まさに、事業サイドをフォワードとすると、対してディフェンダーと揶揄できるのではないかと思いました。
良いバックオフィスは仕事の依頼をもらわない
ちょっとタイトルは釣りっぽくはなりましたが、もうちょっと詳細に言うと、先回りをして課題を解決してて依頼をもらう必要が無いとか、依頼をうけたときには既に対応とか検討が終わっているとかです。個人的にそんな形でグイグイ能動的に動けるバックオフィスは理想だなぁと思っています。
同僚から仕事の相談や依頼を受ける場合は、概ね事業や組織課題に関して何らかの壁にぶつかったときで、それを人事/法務/会計などいずれかの側面から解決したい場合です。
ただ、その依頼を起点に、
- 状況のヒアリング
- 場合によっては各専門家に相談
- 検討及び対応決定
- 実行
とかのプロセスに入ると、どうしても時間がかかってしまったりすると思います。そのかかっている時間、最悪のケースだと事業やビジネスは進捗が遅れちゃったりします。
もちろんバックオフフィスは自らの手によって、サービスのユーザー数を伸ばしたり、売上を上げたりはしませんが、先回りの動きをすることによって、会社の成長に寄与できるハズだし、そうありたい!と思っています。
また、直接サービスを触らないからこそ、社内で最も第三者視点を持った当事者であるとも言えます。最も俯瞰して見ることのできるポジションです。さらに、社内で最も人事/法務/会計などのジャンルに詳しいハズなので、バックオフィスだからこそ抽出できる課題や、提案できることはあるはずです。
直接事業やサービスに相対しているメンバーが、そのあたりを気にすること無く、本来の部分に集中できる環境を作れると間接的かもしれませんが、成長に寄与できたりして、いいサイクルが回るなぁと思います。
というわけで
たまたま目にしたエントリですが、超( ・∀・)イイ!!と思い、触発されて書いてみました。エントリとは異なり、理想論を語る内容になってはしまいましたが。
エラそうに書いてしまった部分もありますが、自身を鑑みるとまだまだ実践できてない部分もあったり、まだまだ程遠い部分もあったりします。一日も早くバックオフィス界のベッケンバウアーになれるようにがんばります!